本について考えてみよう。いい本はたくさん知っている。いや知っているつもりかもしれない。とりあえず現状で自分が一番すきな作家はサマセット・モーム。代表作は「人間の絆」「月と六ペンス」「赤毛」「劇場」などだ。学生時代アランシリトーが好きだった。「長距離ランナーの孤独」サリンジャーも好きだった。「フラニーとゾーイ」「土曜日の夜と日曜の朝」労働者の苦悩、「ライ麦畑で捕まえて」青年期の苦悩、とても人間臭い作品だ。オーヘンリーの「最後の一葉」は泣けた。感動的な話で心が揺さぶられる。これらの名作の中でもモームの作品は自分の中で何か特別な異彩を放っている。シリトーは労働者の心を見つめた。サリンジャーは若者。モームという人は人間そのものを見つめていた。「人間の絆」では足の不自由な少年の人生を描いた。「月と六ペンス」では芸術に取りつかれた男の話しだ。モームは人間の持つ弱さ、醜さをとてもわかりやすく描いていた。モームの作品にはひとつのひねりが加えられている。それが彼の才能の素晴らしさだ。しかし彼ほど激しく人間を見つめた人間はやはり精神を病んでしまった。晩年は精神病闘っていたそうだ。
モームの最高傑作「人間の絆」で大好きな言葉がある。
「人間の人生はペルシア絨毯のようなものなんだ」
この意味は自分で見つけなければ意味がない。フィリップは最後にこの言葉の意味を知る。
遠くからサイレンが聞こえるよ。がんばって助けが向かっているよ、
救急ドライバーさん 教えておくれ今日の一枚

「storytelling」BELLE&SEBASTIAN
同名の映画のサウンドトラック。映画の作品は見ていないのでコメントはできないが、音1つ1つはやはりベルセバのものとしか言えない。優れたメロディ、ノスタルジックな作品だ。映画の中ではかなりボツになった曲もあったそうだがこのアルバムにはそうした曲も収録されているそうだ。ところどころに入る英語の台詞はおそらく映画のワンシーンだろう。
ベルセバ的人間は拳を振り上げ戦って負けた人間ではない。戦えずに体育座りをしている本当の意味での救えない弱い人間だ。実はそうした人間のほうが多いんだ。彼らはそうした人間を汲み取った。彼らが広くそして長く支持されてきたのはそういうことだ。
posted by 0069あほ戦士 at 00:07| 東京 ☁|
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