2006年10月06日

ロック転生

 先月で後輩が辞めていった。不眠症で最後はフラフラだった。どうやら音楽をやりたいらしい。デモCDをもらって聴いてみたらカオスだった。「あぁ・・戦争起きないかなぁ」とよく言っていた。
 最近居酒屋に言った。創作おでんでイタリア風というのがあった。おでんに真ん中にトマトとモッツアレラチーズが四つ入ってた。うん!あれ!
文句なしにまずかった。
今日の一枚
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「STRANGEWAYS HERE WE COME」THE SMITHS
 スミスの最後のアルバム。某アーティストが僕らにはもうスミスは必要ないと言っていた。僕にももう必要ないかもしれない(25歳だしね)しかしスミスを聴くと10代の頃に持っていた世の中に対しての苦虫を噛み潰したような苛立ちを思い出してしまうのだ。胸に薔薇をさしたオカマ野郎のモリッシーは僕のロックスターだった。世の中に存在する定理に最後まで抗い続けて砕け散ったバンド「THE SMITHS」このアルバムはもっとも狂信的なファンを生み出し続けたこのバンドの墓標だ。みんなその墓に花を添えて先へ進むんだ
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2006年09月22日

たのしいと思えたら

 ひさしぶりの更新。みんな元気でやってるかな?最近はやっぱり仕事が95lを占めており、労働って果たして何なのだろうかいつも考えさせられる。給与明細の税金欄とか見るとなおさらだ。ただの紙切れのくせにお金って怖い。最近お金で困ってる人に関わることが多い。何年か前はそういうことは考えなかった。お金について考えることはひどくみじめで小さい気がしていたから。最近思うことはほんとにおそろしいものって目に見えない。なんでもそうだ。それらを考えると恐ろしいことだらけって気づくんだ。なのに強がったふりをしてみたりする。みんなクルクルクルクル狂っている。違いないな。でもでもdemoただたのしいと思えたら、それだけで何とかがんばれる気がする。
 今日の一枚
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bigin 「millennum」
 60年代ミュージック。今から40年前に発表されたミレニウムの名盤。当時はその革新性は理解されず、たいしたプロモーションが行われず消えてしまった。なぜこの時代に蘇ることができたのか?1つはその革新的なサウンドに時代が追いついたこと、もうひとつは非常にすぐれたポップソングだったことだと思う。カリフォルニアフォークを基盤としたハッピーな曲達が並んでいる。いまきいてもそのサウンドの瑞々しさに驚く。きっとミレニウムは「20世紀のはじまり」を夢見たんだ。君の見る夢が君だ。僕の見る夢が僕だ。60年代。。びっくりだ
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2006年08月24日

ビーンバックチェアを切り裂こう!

ウッス
今日はひさしぶりの休み。というかいつもどおり店まで行ったら入り口で上司にあって最後に休んだ日はいつだと聞かれたので正直に「一ヶ月以上前です」って言ったら帰れと言われてしまい、困った困った。とりあえず町田周辺の朝食食べれそうなところでアイスクリームとコーヒーを飲んでマッタリ。鳩がパタパタと、パタパタパタパタ。しばらくこんな時間なかったのでなんか時間がゆっくり流れる感じがした。というかひさしぶりに太陽の下を歩いた。朝は日の出前に家を出て、帰りは夜遅かったので太陽を浴びることがなかった。夏の太陽はやっぱりほんとうに暑く、そして熱かった。もう8月は終わっちゃうけど手のひらに太陽をできるだけ集めた。一か月分・・ジリジリジリッリ。風呂入ったら肌が痛い。午後は友人と一緒に新宿でタワレコ等探索してた。体力が落ちてるのか何回も眩暈がした。いつも14度でジャンパー着ている自分にはやっぱり直射日光は厳しい。というか肌以上に目が痛くてしょうがなかった。新しくできた店では中々痺れる毎日です。はやく落ち着かせてちゃんとした休みがとれるような仕組みをつくらなければ。冷やし中華にマヨネーズは入れてはいけない。新宿で横たわってるジジィが缶チューハイをうまそうに飲んでた。ひさしぶり飲んでみた。甘くて酸っぱくてジリジリしてやがった。ビーンバックチェアを切り裂こう。
 ヨラテンゴの新譜が届いた!期待通りの出来だ!タワレコにアズテックカメラのロディフレイムが来るらしい。。見たい
今日の1枚
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I can hear the heart beating as one [YO LA TENGO]
 ヨラテンゴの出世作。彼らのアルバムの中でもっとも音楽的名声を獲得できた作品。個人的には2番目に好きだ。
 ヨラのアルバムの中でこの作品は分岐的な作品だ。オルタナ的な強烈なフィードバックギターサウンドのヨラとドロ〜ンベースと美しくキラキラ光るギターサウンドの作品が両立して存在する。NYCのアングラバンド達がノイズサウンドを模索していくなかでヨラテンゴは1つ違った方法で彼の音楽を作り上げることができた。その点で彼らはNYCのバンド達の中で1つ抜け出た存在であったことがわかる。NYCパンクバンドの歴史、ヴェルヴェットアンダーグランド、テレビジョン、トーキングヘッズ等偉大な先人達の精神にもっとも近づいているバンドはヨラテンゴであると思う。新作も素晴らしい出来だった。自分の中でもっとも気の利いたバンドだ。いまやヨラテンゴは「アメリカの良心」だ。
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2006年07月11日

薬に酒にバカ

 人生には常に分岐点があるみたい。とうとうその分岐点についたみたい。もちろん計画通り今とは違う道を歩く予定だった。
 しばらく店舗応援という形で本部で仕事をしていた。帰ってきたら退職届にハンコウを押してもらう約束を上司と交わして。
 そうしてたら会社が進めている新プロジェクトの店舗の精肉プロジェクト担当員に自分の名前がっ!まわりの社員からは「がんばれよっ!」とか「大出世だ!」とか言われてシドロモドロ。たしかに最年少で選ばれたっぽい。自分の上司以外には辞めるとは伝えていなかったので、みんなが知らないで祝ってくれたので心が痛む・・・。結局退職届はその仕事が終わったらもう一度考えるという話になってしまった・・。どたんばで分岐点で大きく転んだみたい。起きあがったらいつもと同じ道に転がったみたい。とりあえずはがんばってみるけど、がんばれ僕の体。この日記はもっと愚痴化が進みそうだ。進め!ねちねち日記、薬に酒にバカだ
 今日の一枚
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[青春の光と影] joni mitchell
 世の中には二つの見方がある。そして背後には悲しみがある。見えなくなってしまったのか?見てみないふりをしているのかがわからない。ジョニミッチェルのもっとも自分が好きな名曲「BOTH SIDES NOW」が入っているこのアルバム。子供の頃に雲がお城に見えたり、アイスクリームに見えたり、いろんな風に見えた。しかし今となってはわからない。人生はまるでイリュージョン(幻影)のようだと彼女は歌っている。彼女はプロテストソングというよりむしろコンテンポラリーソングだと言っていた。男性から見ると女性のコンテンポラリーソングは時にプロテストに感じることがある。やさしく強い楽曲が集まった名盤だ。
 
 
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2006年06月22日

アルミは恐怖みたいな味がする。

 とうとう直ったバイク。直したのは外観だけかと思いきや設定も少しいじってくれたみたいでとっても快適♪そういえばはじめて買ったシリコンスプレー。使ってみたらバイクがピッカピッカになった。あまりにも見事にピカピカになるのでいろんなところに使ってみたら一日が終わっちまった@@;
 そういえば最近「嫌われ松子の一生」という映画を見た。暗い話だけど全然暗くなく、見終わった後にスッキリするいい映画だった。
 来月は湘南の店にヘルプでしばらく行かなくてはならない。湘南って。。。何時間かかるんだろう。。。もちろん電車では間に合わない。しばらく4時とかに起きなくちゃいけないんだろうなぁ。。。これではやく帰れれば文句ないんだけど、どうせ残されそうだ・・とほほ 来月は海に向かうわけだ。
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「YOYOYO・・・」spankrock
 いい音楽とは必ずしも快適であるとは限らない。肌がピリピリするような切迫した音に刺激をうけたり、暴力的なサウンドに力強さを感じることさえある。スパンクロックの音は激しく不快である。「グリグリジリジリッ♪」耳障りなビートを刻む。ヒップホップがまた楽しくなってきた。このスパンクロックやM・I・Aをこの世に送り込んだ人物が「ディプロ」という人物である。彼のような音を吐き出すビートを「ボルティモアビーツ」と呼ぶらしい。
 ディプロの持つ音楽の可能性は計り知れないほど大きい。彼の功績はクオリティをあげたことではない。「再構築」したのだ。倦怠とも言わざるえないダンスビートを作り直したのだ。不快である、吐き出すような暴力的な音に美しさを感じるのだ。ボルティモアは巨大なスラム街を抱える。そのスラム街から流れてくるビートは限りなく不快で恐怖に少し似ている。しかしそのビートは斬新で肌がピリピリするような、訴えかけるような生々しい人間の吐き出す音の塊だ。
 アルミは恐怖みたいな味がする。アドレナリンが僕らを近づける
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2006年06月14日

紛れて誰を言え

 悲惨な状況だ。良いことは続かないのは知ってるが、悪いことは続くみたい。というのは指の傷口からばい菌が入ってしまったようでズキズキ痛むのを市販の薬でなんとかしようとしたら症状が悪化してしまい、医者の薬をkもらったけど、これでよくならなければ切開しなくてはならないらしい。指に虫歯ができたみたいな感じだ。しかしそうといって仕事は休めない。水仕事は厳禁だが、肉屋で水を使わない作業なんてほとんどない。いちおうゴム手袋を使用しているが30分もしないうちにやぶれてしまう。結局びしょびしょになってしまう。これは中々厄介だ。
 そしてもう1つ。朝通勤中にバイクで信号待ちをしていたら追突されてしまった。気づいたらバイクのおしりが車に突き刺さってた!!カマほられちゃったょ(*ノωノ)とりあえず動くけど保安器具破損のためバイクは修理屋にGO。ぉお。。ぁちきのD−トラがっ(悲
 まあついてねぇなっと。まあ次だ次!はやく次いくよっ!
今日は新宿でCD屋巡り。クランボンのカヴァーアルバムでjudee sillをカヴァーしてたのはびっくり、中々これはこれで良いといった感じ。あとはソニックユースの新譜とかとか、お腹いっぱいに聴けた。manualの新譜はちょっとがっかり。「シューゲイザーの到達点」って大げさすぎる文句だ。
 あとモトリークルーのライブDVDがめちゃくちゃカッコよかった。今年は袖をやぶってワイルドにいきてぇ(半嘘
 今日の一枚
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IN SOLARIUM 「piafraus」
 シューゲイザー(shoegazer)バンド。これははっきり言ってあまりいい言葉ではない。ライブ中足ばかり見ていて内向的でうるさい轟音をかきならすバンドを侮蔑の意味をこめたのが語源らしい。
 ソビエト崩壊後のバルト三国の1つ、エストニアの美術学校の生徒達のバンド「ピア・フラウス」
 ひどく歪んだもの、ねじまがったもの、そういったのが実は美しかったりする。美しいものは優等生的なものだけではない。というかそれだけではなにか物足りない感じがする。きっとつまらないんだろう。ギターを弾き始めたとき何もわからずにアンプの電源入れたままシールドを抜いてひどい音がしたのを思い出した。
 マイブラとはまた違う感じがする、もう1つの方向性を持ったおもしろいバンドだ。ひどくねじまがっている。
 
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2006年06月07日

人生の探求

 6月3日(土)品川ステラボールにてベルセバのライブ見てきた。強引に連れてきた友達と地方から何時間もかけて引っ張り出してきた兄弟と三人で見に行った。前回見に行ったときは学生だったので時間に自由がきいたが今回は仕事があったので休みを作るのに苦労した。結局8連勤した後、なんとか華の土曜が休みになった。
 ベルセバのライブはやっぱり素晴らしく今回も大切な思い出になった。新曲はもちろん、今回は古い曲もたくさん演奏していたのが印象的だった。個人的には「THE BOY WITH〜」が良かった(大好きな曲)新曲も踊れる感じではじけててとっても良かった。スチュアートの声は年を重ねるごとに瑞々しく、クネクネしててやっぱりかっこいい!毎回思うのだけれどいっつも喋ってる最中に噛んでしまうスチュアートはあがり症なのだろうか?それと外人率が高くて彼らのテンションにちょっとひいてしまった。やっぱ外人は体強いね、、まったく、がんばれ俺 日本人
 4日のセットリストを見たら「IF YOU’RE FEELING〜」を演奏していたらしい・・見たかった。。。
 ライブの余韻にひたったまま三人で駅前にあったツバメグリル?とかいう飯屋で喋った。次の日弟を見送ってまた仕事戻った。
 ほんっと楽しかった。やっぱり好きなバンドのライブって特別だ。心がざわざわする。また来日したら絶対見に行こう!
 今日の一枚
FANS ONLY.jpg
FANS ONLY 「belle&SEBASTIAN」
 ベルセバのDVD。発売日に予約したのにCDショップの手違いで入荷が遅れて大ショックを受けたのは学生時代のいい思い出だ。このDVDは自分とベルセバとの距離を縮めることができた作品だ。ベルセバをはじめて聴きはじめたときは何もわからなかった。どんな人が歌っているのか?誰が何の楽器を演奏しているのか?すらよくわからなかった。教会の職員がメンバーだとかそういう情報しか知らなかった。この作品はメンバーのさまざまな姿が見れるし、彼らのライブ映像やプロモまで見ることができる。
 この作品を見て何が変わったのだろうか?まあわかっているのはこの作品を見て自分はベルセバがもっと好きになった。それだけだ。
posted by 0069あほ戦士 at 23:33| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月25日

幸せだと泣きたくなる

 今日は日差しが強かった。そんななか川辺を歩いたせいか夜になって頭がイテェ。やっぱり夏までには帽子が欲しい。ただでさえ頭痛持ちなのに直射日光に当たると頭痛が起きてしまうということはバファリン代がかさむし、なんせ体にもよくない。しかし帽子って難しい。いまさらガソリンスタンドのお兄さんみたいな帽子はやんちゃすぎるし、かといって紳士帽子もちょっとひいてしまう。毛糸の帽子好きなんだけどもう暑すぎる。それに下の格好とうまく合うような・・とかいろいろ考えちゃう。はぁ〜素敵な帽子ないかなって・・・なかなかないもんだ。
 今日は渋谷のタワレコ行ってきた。なんか入ったとたんパンツ丸見えのぷっつんな人達とすれ違い。あとからCDの棚見てたらさっきすれ違った人達がパンツ丸見えでお尻をだしているジャケットのCDだしてた。なんで歌!?って一瞬思ったけど、あっ!もしかしてお尻から音楽が流れてくるとかっ!KAKA!?これは新しいかもっ!!?これがほんとのケツメイシだDADAっ!って感じじゃないかな!?中々しびれるぜ
 やっぱり大型CD店はいろいろ試聴できるのがいい!いろいろ聴けて、ぷはぁ〜お腹いっぱいだよ。そんで見つけたのがこれ↓
今日の一枚
 final fantasy.jpg
「HE POOS CLOUDS」 FINAL FANTASY
 今日見つけた一枚。インチキちきクラシックをここまで過剰に・・これでもかっ!これでもかっ!。。。あとは引きつったまま笑うしかない。すごい楽しい一枚だ。カナダの人達で(バンド名はひどすぎ;;)アーケイドファイアのクラシック部分のプロデューサーらしい(なんてピンポイントなんだろう)久しぶりに一目ぼれした作品だ。はじめてフィッシュマンズを聴いたときを思い出した。フィッシュマンズはダブではない。彼らは新しい解釈を創り上げた。FAINAL〜も新しい解釈で音楽を創造したバンドといって間違いない。今日はいい日だっ!


























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2006年05月19日

キッキングてれびじょん!

 今日は必殺の放置で新車で買ったはずのバイク錆とりをするために錆取りの材料を買いにドライブ。実際錆取りをしてみたがもう外が暗かったのでいまいちできてるのかが不明。スプレーを軽く吸ったみたいで頭がとろけそう★明日の朝が楽しみだ。傷だらけになってたりしてね。そういえばやっぱり自分は車の運転は向かないみたい。バイクより眠くなる。暖かくなってきたしゲバラのモーターサイクルダイアリーみたいに長距離旅がしたい。
 元会社の上司が飲み屋を開いたって連絡があった。いろいろあった人だけど、がんばってもらいたい。今後幸ありますように(車じゃ行けないところに飲み屋って微妙かも・・しかも駐車場完備って・・・)
今日の一枚
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「THE LIFE AQUATIC」 SEU JORGE
 映画「ライフアクアティック」で何の役だったか忘れたが、乗組員の一人SEU JORGEの弾き語りアルバム。映画中にアコギを持ってボウイの歌を歌っている渋い彼がセッションアルバムとして発表した作品。デヴィットボウイファンといわずともぜひお薦めの作品。ボウイの曲をポルトガル語?で渋く歌いあげている。とてもユニークでおもしろい作品だ。「LIFE ON MARS?」「QUEEN BITCH」なんかは思わず自分みたいなオタク君は「ニヤッ」としてしまう。これはボウイとはまた別物として楽しめる。黒人独特の伸びのあるセクシーな声。あっ!そういえば映画もとってもいい映画なのでお薦め。俳優としても音楽家としても今後楽しみな人。多才な人ってうらやましいね
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2006年05月16日

救急ドライバーさん

 本について考えてみよう。いい本はたくさん知っている。いや知っているつもりかもしれない。とりあえず現状で自分が一番すきな作家はサマセット・モーム。代表作は「人間の絆」「月と六ペンス」「赤毛」「劇場」などだ。学生時代アランシリトーが好きだった。「長距離ランナーの孤独」サリンジャーも好きだった。「フラニーとゾーイ」「土曜日の夜と日曜の朝」労働者の苦悩、「ライ麦畑で捕まえて」青年期の苦悩、とても人間臭い作品だ。オーヘンリーの「最後の一葉」は泣けた。感動的な話で心が揺さぶられる。これらの名作の中でもモームの作品は自分の中で何か特別な異彩を放っている。シリトーは労働者の心を見つめた。サリンジャーは若者。モームという人は人間そのものを見つめていた。「人間の絆」では足の不自由な少年の人生を描いた。「月と六ペンス」では芸術に取りつかれた男の話しだ。モームは人間の持つ弱さ、醜さをとてもわかりやすく描いていた。モームの作品にはひとつのひねりが加えられている。それが彼の才能の素晴らしさだ。しかし彼ほど激しく人間を見つめた人間はやはり精神を病んでしまった。晩年は精神病闘っていたそうだ。
 モームの最高傑作「人間の絆」で大好きな言葉がある。
「人間の人生はペルシア絨毯のようなものなんだ」
この意味は自分で見つけなければ意味がない。フィリップは最後にこの言葉の意味を知る。
 遠くからサイレンが聞こえるよ。がんばって助けが向かっているよ、
救急ドライバーさん 教えておくれ

今日の一枚
storytelling.jpg
「storytelling」BELLE&SEBASTIAN
 同名の映画のサウンドトラック。映画の作品は見ていないのでコメントはできないが、音1つ1つはやはりベルセバのものとしか言えない。優れたメロディ、ノスタルジックな作品だ。映画の中ではかなりボツになった曲もあったそうだがこのアルバムにはそうした曲も収録されているそうだ。ところどころに入る英語の台詞はおそらく映画のワンシーンだろう。
 ベルセバ的人間は拳を振り上げ戦って負けた人間ではない。戦えずに体育座りをしている本当の意味での救えない弱い人間だ。実はそうした人間のほうが多いんだ。彼らはそうした人間を汲み取った。彼らが広くそして長く支持されてきたのはそういうことだ。
posted by 0069あほ戦士 at 00:07| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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